2019/05/09 11:26

写真上: 斑唐津酒盃


写真下: 絵唐津蕎麦猪口


土は含まれる成分(砂や石、鉄分)などで耐火度が決まります。


写真上の斑唐津は1320~1330℃の超高温で焼成しています。


斑唐津には融点が高い藁灰釉を掛けるので超高温に耐える耐火度が高い土を選びます。



写真下の絵唐津、ガラス質で透明になる絵唐津釉(長石釉)は融点が低く1200℃程で溶け透明になります。


なので1200℃程で焼き締まる耐火度が低い土を選びます。


土の採掘場所、地層で土の性質は大きく変わります。


採掘、実験を繰り返し理解する。


やきものは化学だと考えています。



唐津焼炎群工房  碇 健